雲南省 高黎貢山 中国 |
(1) 雲南省高黎貢山
AA
1999年9月に入手した情報
@ 概況
高黎貢山は雲南省の西部に位置し,北はチベットと接し,南は雲南省保山地区の龍陵と接している。一番高いところ−‘貢山西坡’の海抜は約5000mで、一番低いところ−‘怒江のあたり’の海抜は約600m。現在,高黎貢山は世界的にも注目されていて,アメリカ、カナダ等の学者が高黎貢山にて考察を行なっている。
A 高黎貢山の植物状況
中国科学院昆明植物研究所を中心に1991年から高黎貢山の植物を対象とした考察が行なわれた。現在までに発見された植物は4000種以上となっている。 その中の86種は国家公布の珍種、約400種の種子類植物は高黎貢山特有の種類,
約1000種は中国特有の植物。蕨類も1000種以上発見された。昆明植物研究所の研究は91年から99年まで8年を経て、高黎貢山の植物の状況を大体把握できたので,本年末に,高黎貢山の資源に就いての本を出版する予定。
B 高黎貢山の環境現状
中国の法律によると,自然保護区の2000m以下は人の居住が許されているが,高黎貢山地区の生活レベルが低いので、2000m以下の森林はひどく破壊された。高黎貢山にある珍しい植物は山の麓から頂上まであり,現在研究所は山の環境を保護する為、現地の農民の生活を改善させるべく努力している。
C 種子貿易の可能性
中国の法律によって、原種の種子(強い遺伝子を持っている)を輸出することは禁止されているが,中国国内にて品種改良し輸出することは可能。省政府傘下の18弁(18生物資源開発)がこの窓口になっている。
BB - PS -
@ 植物研究所より「中国植物誌」が上梓されている。英語版“Flower of China”も出版された。
A 原種としては高黎貢山にはバナナ,ミカン,ラン,リンドウ,ボタン,インパチェンス,ツツジ,カエデ,バラ,シャクナゲ,トリカブト,茶等がある由。 2000年前にイギリス人がここから持ち帰ったバラの原種は品種改良に利用され,現在世界中に出回っている。
B 日本の種子ビジネスは米に就いては進んでいるが,花や野菜はアメリカやヨーロッパに遅れをとっている由。
C 西双版納の熱帯雨林にも原種の動植物が多く存在している (ニワトリの原種等)。
(2) 中国電信集団の組織:
(郵電部及び電子工業部が1997年に信息産業部へ改編された)
中国信息産業部の下に移動通訊,聯通通訊,中国電信集団総公司,吉通通訊,中国衛星通訊,中国網訊,中国鉄道通訊等があります。尚,中国電信集団総公司 の下に 雲南省電信公司 があり, 更に、雲南省電信公司の下に 計画建設部,数据事業部,集団客戸中心,市場経営部,運行維護部,無線事業部 等がある。
(3) 参考資料/文献等
1) 雲南統計年鑑
(中国統計出版社)
2) 導遊雲南
(昆明中国国際旅行社編)
3) 昆明市
(中国城市出版)
4) 経済協力の現状と問題点
(通商産業省)
5) 地球の歩き方
(ダイヤモンド社)
6) 商社マンの目 (“中国はいま” 他)
(丸紅広報部/ダイヤモンド社)
7) 日本人の為の宗教原論
(小宅直樹 徳間書店)
8) 日中貿易必携
(日本国際貿易促進協会)
(4) フラーレン(Fullerene):
次世代素材として燃料電池,平面壁掛けディスプレイ,医薬品,半導体素子 等への応用が期待されているフラーレンは 元 京大教授の 大沢英二博士 (現,豊橋技術科学大学教授)が1970年に予言されたものです。 この際の論文が日本語だった為1996年度のノーベル化学賞受賞者の中に入れなかったとの記事が’98に某新聞に載っていた。
その後,雲南省の一平浪炭鉱にある 石炭より フラーレンが検出され,1999年より何度か大沢教授を団長とするMission が雲南省に来られ,サンプルも持ち帰られている。 実用化はナノチューブから?
http://cochem2.tutkie.tut.ac.jp:800/
http://www.mcfullerene.com/world/index.html
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